弊社では、ユーザーから寄せられた貴重なフィードバックを基に、分析メニューにいくつかの重要な改良を加えました。分析ダッシュボードを利用すると、Alliの使用状況データに関連する重要な統計やトレンドを手早くハイライトすることができます。また、組織内/外の顧客からどのような質問がなされているのか、そのうちどのくらいがAIによって返答されているのかというような、有用な情報を迅速に特定することができます。
1) メインナビゲーションメニューで分析アイコンを選択します。
2) 分析ユーザーガイドにリンクします(こちら)。
3) データのエクスポート: Excelスプレッドシートとしてエクスポートする最大6ヶ月分の分析データをダウンロードします。
4) 日付範囲の選択: 分析ダッシュボードで最大6ヶ月分の情報を表示します。
5) サンプルデータの表示: サンプルデータを含む各統計とグラフの包括的な潜在性を表示するには、このボタンをオンの状態にトグルします。
6) ハッシュタグ別の分析: 特定のハッシュタグに関連する情報が表示されるように、すべての統計とデータをフィルタリングします。
7) 分析リスト: すべての分析は、探しているデータにたどり着きやすくするために4つのカテゴリーに分類されます。
サマリー: Alliの全体的な使用状況と、AIが質問にどのくらい効率的に返答しているかを簡潔表示することができます。チャネルを選択すると、選択したチャネルからの分析結果のみを表示することができます。
会話件数: チャットボットでチャットフローで作成したボタンなどをユーザーがクリックした時点で会話件数としてカウントされ、会話が行われた件数が表示されます。チャット画面で新しく会話をスタートするたびに1カウントされます。
会話参加ユーザー数: チャットボットで会話をしたユニークユーザ数の、”日別”の合計が表示されます。 ※同じユーザが2日に渡ってそれぞれ2回ずつ会話した場合、カウントは2になります。
会話参加ユーザーのユニーク数: チャットボットで会話に参加した期間内におけるユニークユーザ数の合計が表示されます。 ※同じユーザが2日に渡ってそれぞれ2回ずつ会話した場合、カウントは1になります。
質問(クエリ)数: ユーザーからQ&Aまたはドキュメントに寄せられた質問の総数。これには、Q&Aノードによる回答、ドキュメントによる回答ノード、およびAlliダッシュボードでなされた質問が含まれます。
質問をしたユーザー数: Q&Aまたはドキュメントに対し、少なくとも1回質問をした1日あたりのユーザーの合計実人数。
質問をしたユーザーのユニーク数: Q&Aまたはドキュメントに対し、少なくとも1回質問をしたユーザーの実人数。
AIによる自動応答件数: チャットボット内で、AIが質問候補を返し、ユーザーが提示されたQ&Aのいずれかをクリックした件数が表示されます。「該当する質問がありません」をクリックした場合や、AIが質問候補を返せなかった場合は件数にカウントされません。 また、ドキュメント検索では提示されたものを”選択する”という概念がないため、本指標はFAQ検索のみとなります。
AIによる自動応答率:Q&Aのノードで、ユーザからの質問の数に対して、AIが質問候補を返し、ユーザーがいずれかのQ&Aを選択した件数の割合が表示されます。(AIによる自動応答件数/Q&Aノードの質問数)
アクセスユニークユーザー数: Alli SDKが統合されているウェブページへのビジターの実人数。この数が、請求書の計算に使用される「ユーザー数」となります。 ※同じ環境下で2回以上アクセスする場合は、カウントされませんが、同じユーザーが別のブラウザでチャットボットが実装されているWebページへアクセスされた場合はブラウザごとに1回ずつカウントされます。
会話件数トレンド: 選択した日付範囲に行われた会話の日毎のトレンド。Alliの使用状況の動向を把握するための方法の一つです。
質問件数トレンド: Q&Aおよびドキュメントノードによる質問、およびダッシュボードからの質問を含む、Q&Aまたはドキュメントを使った検索クエリの日毎のトレンド。
FAQ応答トレンド: 選択した日付範囲におけるQ&AノードからのFAQの日毎のトレンド。Alliの使用状況の動向を把握するための別の方法です。
FAQ応答トレンド TOP20: 選択した日付範囲に質問が選択された数が最も多かった最上位のFAQ。どの質問が最も頻繁になされているかを確認し、最上位の質問後に適切なチャットフローを追加する、それらの質問が頻繁になされていることを関連する部門に知らせる、といったフォローアップを選択することができます。カウントフィルターを使うと、グラフに表示する情報量を絞り込むことができます。グラフ下の表には、表示数、選択数、および選択比率によりソート可能な同じFAQが表示されます。「ユーザーとのFAQ応答データをダウンロード」をクリックすることでこのデータの詳細をエクセル形式でダウンロードすることが可能です。
ハッシュタグ別FAQトレンド: ハッシュタグにより分析された日毎のFAQのトレンド。上位のハッシュタグ20位までのデータを表示します。チャネルによりフィルタリングするか、ハッシュタグが解決されているか提案されているかによってフィルタリングします。グラフ下の表には、同じハッシュタグが、提案されたもの、AIにより解決されたもの、またはAI返答率に関する情報とともに表示されます。
未回答の質問リストトレンド: 登録されたQ&A候補数の日毎のトレンド。人数またはトレンドが高すぎる場合は、候補をQ&Aデータベースに追加することを検討する必要があります。これは、何らかの問題が発生しており、かつ、あなたのQ&Aデータベースには、その問題に関する質問に答える準備ができていないことを意味する可能性があります。
未回答の質問リストTOP20: 選択した日付範囲に登録された上位のQ&A候補。どの質問が未回答で、依然として候補であるかを確認することができます。類似する質問がなされる場合は、ここにグループ化して表示されます。いくつまでの上位候補を表示するかを指定できるので、表示するデータを絞り込むことができます。グラフ下の表には同じ候補が表示されており、質問された回数および候補が作成された日付によって並べ替えることができます。
AI応応答のトレンド: 選択した日付範囲におけるAIによる返答数とAI返答率の日毎のトレンド。これは、Q&Aデータベースを最新で、かつ問題解決能力の高い状態に維持する上で非常に重要です。このグラフは定期的にチェックしてください。
AIの提案精度トレンド: AIによる提案の精度の日毎のトレンドを数値またはパーセント値で表したもの。このグラフは、あなたのAIがどの程度正確であるかを示すので、それに応じてQ&A設定を調整したり、より多くのQ&Aデータをデータベースに追加することができます。組織内/外の顧客に対するAIの信頼性を維持するため、「1番目の候補」の部分がより高い状態を維持するようにします。
類似質問候補トレンド: ユーザーの質問内容に基づいて提案された類似する質問候補の日毎のトレンド。
類似質問候補トレンド TOP: ユーザーにより、類似する質問を使ってクエリされている上位の質問。これらの類似する質問候補をナレッジベースに追加したりそこから削除することにより、AIの回答の精度を常に向上させます。同じ候補はグラフ下の表に示されるので、質問された回数および候補が作成された日付によって並べ替えることができます。
ドキュメント検索トレンド TOP20: 選択した日付範囲に行われた上位のドキュメント検索。上位のドキュメント検索クエリと結果のペア、ならびにそれが提案された回数を確認することができます。同じ検索は、グラフ下の表にも示されるので、それが提案された回数に基づいて並べ替えることができます。
ハッシュタグ別ドキュメント検索トレンド: ハッシュタグにより分析された日毎のドキュメント検索のトレンド。上位のハッシュタグ20位までのデータを表示します。希望に応じて、特定のチャネルに絞り込みます。グラフ下の表には、同じハッシュタグが、提案されたもの、AIにより解決されたもの、またはAI返答率に関する情報とともに表示されます。
フィードバックのトレンド TOP20: Q&Aとドキュメントを含むプロジェクトのナレッジベース全体で、選択した日付範囲において最もフィードバック数が多かった検索クエリと結果のペアを表示することができます。結果はチャネル、ソース、およびフィードバックの種類(ポジティブまたはネガティブ)によってフィルタリングすることができます。同じクエリはグラフ下の表にも示され、ソースおよびポジティブなフィードバック数によって並べ替えることが可能です。
キーワードのトレンド TOP20: 選択した日付範囲において、プロジェクトのナレッジベースになされた質問にに含まれる最も頻度の高いキーワードを表示することができます。Alliは、検索クエリから自動的にキーワードを抽出してこのチャートを作成します。これらのキーワードはグラフ下の表に示され、使用頻度によって並べ替えることができます。
ハッシュタグ別ナレッジベース分析: すべてのナレッジベースを、上位20のハッシュタグ別に分析して表示します。
ご提案やご意見をお持ちの場合は、お気軽にご連絡ください。継続的に分析機能を改善していくための参考とさせていただきます。私どもは、お客様のニーズを満たす方法を探す上で、お客様のお声を大切にいたします。
特定のタグに関する分析を表示するためのハッシュタグフィルターを追加しました。ハッシュタグによりフィルタリングすると、関連するデータやグラフのみが表示されます。1回に選択できるハッシュタグは1つだけです。
ほとんどの表を、ほとんどの列によりソートできるようになりました。また、ソート順を変更することもできます(昇順/降順)。
ナビゲーションメニューの改善
上位ドキュメントトレンドチャート、上位フィードバックトレンドチャート、上位キーワードトレンドチャートが追加されました。
概要UIが更新されました。これにより、チャネル(SDK、ダッシュボード、サードパーティ)を選択し、選択したチャネルの分析のみを表示できるようになりました。
クエリに関連する概要は、ソース別に数値を表示するようになりました(Q&Asまたはドキュメント)。
詳細については、以下の更新されたユーザーガイドを参照してください。
2020/11/4
参加者実人数、質問をしたユーザーの実人数、およびビジターの実人数が概要に追加されました。
クエリのトレンドグラフが追加されました。
グラフにチャネル(すべて、SDK、ダッシュボード、サードパーティ)およびソース(すべて、Q&A、ドキュメント)フィルターを適用できるようになりました。使用可能なフィルターは、グラフのタイプによって異なります。
一部の分析のタイトルに若干変更を加えました。
2020/6/4
「データのエクスポート」ボタンを追加しました。これを使って、最大6ヶ月分の分析データをエクスポートすることができます。
「デモデータの表示」トグルボタンが追加されました。これをオンにすると、すべての分析データがデモ用のバーチャルデータとして表示されます。
ヘルプ :ユーザーガイドへのリンクとなります。
ダウンロード :ユーザーデータをダウンロードします。(フィルターが適用されます)
ユーザー名 :ユーザーの顧客名が表示されます。
会話履歴 :該当顧客の会話履歴が表示されます。
削除:ユーザーを削除します。
検索/並べ替え/フィルター :ユー ザー検索、ドロップダウンリストを使用して顧客リストを並べ替え/フィルター処理ができます。
メールアドレスとユーザーID :ユーザーのメールアドレスとユーザーIDを表示します。
プレビュー設定 :チャット編集のプレビュー用のユーザーとして設定する場合にチェックを入れてください。
エージェントのアサイン :割り当てられているデフォルトのエージェント。種別が 「管理者」または「編集」のみ、担当者を変更できます。
変数 :ユーザーに関する情報を格納する変数です。カスタム変数とSDK変数で構成されます。@CUSTOMER_ID、@EMAIL、@FIRST_NAME、@LAST_NAMEなどが初期変数として設定されています。さらに変数を追加したい場合、「設定>変数 」より設定してください。
顧客情報の追加
新規ユーザー :顧客を個別に登録するときに使用します。
ユーザー情報のアップロード :多数の顧客情報を一括登録したい場合に本メニューを活用してください。
フィルタアイコンをクリックすると、[フィルタリング・ソート]ポップアップが表示されます。
ステータスでフィルタリング :テストユーザーまたは非テストユーザーをフィルタリングできます。 テストユーザーとは、キャンペーン(スキル)プレビューで使用するように割り当てられているユーザーです。
担当者によるフィルタリング :割り当てられたエージェントによるフィルタリングです。 複数のエージェントを選択できます。
変数でフィルタリング :ユーザーの変数値でフィルタリングします。 たとえば、条件を「@EMAIL is blank」に設定した場合、電子メールアドレスの記載がないユーザーのみを対象とします。 「+条件を追加」ボタンをクリックし、条件の追加ができます。 複数の条件がANDロジックで機能します(すべての条件を満たす顧客のみが表示されます)。
並べ替え順序 :ユーザーリストの表示順を変更できます。
ご存知のように、分析結果データは、Alliダッシュボードの分析メニューで「データのエクスポート」ボタンをクリックすることによりダウンロードできます。 最近、ダウンロードできる分析結果データに、Q&Aから回答ノードおよび会話・質問応答ノードに対する顧客の反応に関する統計情報も追加しました。
分析結果データをダウンロードすると、「ユーザー行動に関するデータ統計」タブで統計情報を閲覧することができます。
各列には以下の情報が含まれています。
日付:顧客が反応した日付。
スキル:顧客が対話したAlliスキルの名前。
ノードID:スキル内で顧客が反応した場所のノードID。ノードIDは、スキルエディタでノードが作成されると、ノード下部に表示されます。
ノードタイプ: 反応がなされたノードの種類。これはQ&Aから回答または会話・質問応答のいずれかとなります。
ユーザー行動: 顧客の反応の種類。選択の種類は7つあります。
提示された回答の中から選択: 顧客が、Q&Aの回答ノードで提案されたQ&Aのいずれかを選択した場合。
提示された回答がない: Q&Aの回答ノードがいかなるQ&Aも提案しなかった場合。
直接回答: Q&Aの回答ノードが、提案を表示する代わりに直接回答した場合。
「該当する質問がありません」を選択: Q&Aの回答ノードが候補のQ&Aを提案したものの、顧客が「該当する質問がありません」を選択した場合。
ドキュメントからの直接回答: Q&Aの回答ノードが、ナレッジベースにアップロードされたドキュメントから回答を抽出した場合。
選択しない: 顧客がQ&Aの回答ノードからQ&Aまたはメッセージの送信ノードのボタンのオプションを提示されたものの、いずれも選択しなかった場合。
[選択されたオプション名]: 顧客が会話ノードからいずれかのボタンのオプションを選択した場合、ボタン上のテキストが選択対象として表示されます
回数: 顧客がその日に「選択」タイプにより反応した回数。
一つ注記すべきことは、ノードIDが空白でノードの種類がQ&Aの回答である場合、それは、Alliが会話の最中に自然言語入力を検出し、Q&Aデータベースにある回答を見つけたことを意味します。これが起こるのは、「常にテキスト入力を許可する」オプションが選択されている場合に限られます。 詳しくはこちらのユーザーガイドを参照してください。
雑談会話機能を使用して、Alliとカジュアルな会話を行うことができます。Alliと雑談会話によるコミュニケーションを通して、より身近なアシスタントとして親しみやすくする仕掛けとしてご利用ください。
ダッシュボードメニューの”雑談”アイコンをクリックして開始します。
雑談会話メニュー。開始する場合にこちらをクリック。
登録済みのトークを検索、ON/OFFフィルタリングを行うことができます。
新しい雑談会話を追加する場合にクリックします。
登録されている想定質問が表示されます。
ユーザー向け回答が表示されます。回答は上記の質問に対してランダムに表示されます。
雑談会話のON/OFFの切替ボタンができます。
この雑談会話を削除または編集する場合に利用します。
なお、Alliにはデフォルトで雑談会話をセットしていますので、トークのStatusをONにするだけで利用することができます。
新しい雑談会話を追加する場合、[追加]ボタンをクリックします。 「雑談会話のアップロード」または「雑談会話の追加」を選択できます。
雑談会話をクリックし、ファイルをアップロードします。 現在、tsv・csv・xlsx形式をサポートしています。サンプル(xlsx)をダウンロードして、形式を確認することをおすすめします。
[追加]をクリックして、質問または回答を追加します。
「-」をクリックすると削除することができます。
回答に画像、リンク、ビデオを追加し、テキストスタイルの編集ができます。
[別途作成]に✔を入れ、[適用する]をクリックすると、設定適用後に新しい 雑談会話を続けて追加することができます。
雑談会話を利用して、Alliにユーモアを加えてください!