ユーザーフィードバックを検索結果に影響させる
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Q&A設定内の [6.ユーザー行動の信頼度への影響] によって、ユーザーの選択したQ&Aが ”調整後の信頼度” に与える影響を設定することができます。 これによって、ユーザーが頻繁に、あるいは最近選択したQ&Aは、Q&A選択肢において上位表示されるようになります。
ナレッジベースメニュー >Q&Aタブに進み、Q&A設定アイコンをクリックし、[6.ユーザー行動の信頼度への影響]までスクロールします。
[ユーザー行動の信頼度への影響] のデフォルト値は0.5です。 任意に値を調整することでユーザー選択結果を検索結果に反映することができます。また、調整後の信頼度をすべてリセットすることもできます。
Q&A検索結果画面で各Q&Aの ”信頼度” および ”調整後の信頼度” のプレビューを確認することができます。
信頼度は、ユーザーからのフィードバックの前に、AlliのAIがQ&A検索クエリと類似として算出した数値です。 調整後の信頼度は、ユーザーのQ&A選択結果を反映した信頼度です。 ユーザーが該当のQ&Aを選択した場合、調整後の信頼度が増加し、「該当する質問がありません」を選択した場合は低下します。
類似の質問内で高い「調整後の信頼度」を持つQ&Aが上位表示されます。信頼度の調整により、表示されるQ&Aの順序が調整されることが分かります。 –
なお、チャットフローのプレビュー時のQ&A選択も、調整後の信頼度に影響しますので、ご注意してください。 つまり。Q&Aの表示結果が意図した表示順にならない場合、チャットフローのプレビューでAIを「教える」ことで、結果を手動で調整できます。
ユーザーはそれぞれのドキュメント検索の結果にフィードバックを与えることができるため、同様の検索クエリにてドキュメント検索が行われた場合に、フィードバックによって、調整された検索結果が表示されます。 この機能がどのように利用できるかご説明いたします。
ユーザーがAlliとの会話で[文書から回答]ノードに検索クエリを入力すると、各回答候補に対して親指の上/下のアイコンが表示されます。 顧客は、親指を上に向けたアイコンをクリックすることで正のフィードバックを、親指を下に向けたアイコンでクリックすることで負のフィードバックを回答候補に与えられます。
ユーザーが特定のクエリのある回答候補にフィードバックを与えると、同様のクエリのその後の検索結果に影響を与えます。 たとえば、ユーザーが「検査はどのくらいの頻度で実行する必要がありますか?」というクエリの回答候補の1つにフィードバックを与えたとします。
Alliのダッシュボードの[ナレッジベース] > [ドキュメント]タブで、そのクエリに対する回答の調整後のスコアが上昇し、ダッシュボードとボットとの会話の両方で検索結果の順序に影響を与えていることがわかります。
同様のクエリを実行すると、同様のクエリに対する回答の調整後のスコアに対しても影響を与えていることがわかります。
ドキュメント検索に対するユーザーフィードバックに関する注意事項は下記となります。
調整後のスコアの変化量は、元のスコア、フィードバックの数、および検索クエリがフィードバックを受け取った元のクエリとどの程度類似しているかによって異なります。
1人のユーザーが1つの検索結果に複数の同じフィードバックを与えることができます。
正のフィードバックがある場合、負のフィードバックは調整後のスコアに影響を与えません。