変数をダウンロードノード

Alliに「変数をダウンロード」ノードが追加されました。 このノードを使用すると、変数に保存されたデータを随時収集し、まとめてダウンロードができます。

つまり、分析メニューで提供する項目以外にも、柔軟なデータを得ることができます。下記にて利用例をご紹介します。

利用例

「質問応答」ノードでボタンを回答として設置した際の、ユーザーが選択した値を変数に保存します。 ここでは、”SELECTED_1ST”という変数を作成して値を保存します。

「変数をダウンロードノード」を追加し、ダウンロードしたい変数(SELECTED_1ST)を入力すると、そのノードにたどり着いた際のの変数の値が記録されます。

スキル全体のフローは下記となります。

このようなフローとすることで、ユーザーが最初の質問応答ノードで選択した値を出力できるようになります。 同様に、変数をダウンロードノードにて他の変数も追加すると、複数のデータをまとめて取得することができます。

ダウンロードした変数値のダウンロード

変数をダウンロードノードを用いて収集されたデータは、分析画面からダウンロードできます。 ダウンロードの際は、”「変数をダウンロード」ノードのデータを含める”を選択してください。

ダウンロードされたデータは、既存の分析データとは異なり、別のファイルでエクスポートされ、スキルごとにシートが区切られます。 各シートは、変数が保存された時刻、スキル名、ノードID、顧客ID、変数値で構成されています。

※キャンペーン名に、エクセルファイルのシート名に使用できない記号、< > ? [ ] : | *が含まれるとファイルダウンロードができないため、ご注意ください。

※EdgeやChromeなど、ご利用のブラウザによって、エクスポートデータのダウンロード時に複数ファイルのダウンロード許可を求めるポップアップが表示される場合がございます。 その場合は許可設定を行っていただき、ファイルが2つダウンロードされることをご確認ください。

注意事項

ノード挿入位置にご注意ください。 Sartノードに直接接続するなど、スキルフロー上、ユーザーの入力が発生する前に変数をダウンロードノードを配置するとと、無効なデータが出力されます。

変数をダウンロードノードを活用したTIPS

このノードを活用することで、1ユーザーの質問〜利用終了までの行動を分析することが可能です。

手順

1.以下に該当するノードは、”応答の保存先”に変数を設定

 ・ユーザーが質問を入力することが想定されるノード

・ユーザーが質問応答ノードに設置したボタンから選択することを想定しているノード

2. チャットフローの最後に変数をダウンロードノードを置き、以下をダウンロードする変数として追加

ユーザーが入力した質問を保存した変数(例の場合:QUESTION)

ユーザーが設置されたボタンから選択した内容を保存した変数(例の場合:SATISFICATION)

以下はAlliに元々搭載している変数です。

FAQ_SELECTED_QUETION:ユーザーがFAQ検索で選択したQAの質問文が保存

FAQ_SELECTED_ANSWER:ユーザーがFAQ検索で選択したQAの回答文が保存

FAQ_SELECTED_HASHTAG:ユーザーがFAQ検索で選択したQAのハッシュタグが保存

以下は手順1~2を設定したチャットフローの一例です。

このチャットフローで、エクセルにデータをダウンロードすると、以下のように1ユーザーの行動を確認することが可能です。

※エクセルデータ内の列名について 1.Time stamp:変数がダウンロードされた時間です。 2.Skill:変数がダウンロードが設置されたスキル(キャンペーン)名です。 3.Node ID:ダウンロードデータの対象となった "変数をダウンロードノード"のノードIDです。ノードIDは、チャット編集画面にて各ノードの左下に記載しています。一つのスキルに複数の変数をダウンロードノードに設置している場合に、こちらのIDを元にどの変数をダウンロードノードのデータを示しているのかを確認いただけます。 4.Customer ID:ユーザーのIDです。 5.Variables:変数をダウンロードノードで設定した変数および変数に保存された値が並びます。設定した変数が複数ある場合は、上記の画像の例のようにデータが横に追加されていきます。

このデータを活用して、どのようなQ&Aを表示した場合にユーザー満足度が高い/低いのか?を知り、Q&Aのブラッシュアップに繋げることができます。

例えば、ユーザーの質問と、クリックされたQはマッチしている一方で、「解決しましたか?」に対して「いいえ」と回答している場合、回答内容に満足していない可能性があります。こうした情報から、回答内容を見直し、ユーザーにとって必要な情報が十分に記載されているかを確認するきっかけを得ることができます。

最終更新

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