SDK実装 (JavaScript)

連携

Alli Javascriptの実装は次のコードをコピーしてWebサイトに貼り付けるだけです。sdkKeyはDashboard 設定>全般タブのSDK キー より取得し、”YOUR_SDK_KEY”に入力します。ブラウザをリフレッシュ後、Webサイトの右下にAlliのチャットダイアログポップアップが表示されたら、実装完了です。

※SDK v2を実装するページは「https」である必要があります。「http」ページの場合はサポート対象外となりますのでご了承ください。

SDKの初期化

コードをコピーして、ウェブページの ブロックに貼り付けます。

<html>
  <body>

    <!-- ...Your website content... -->

    <script type="module">
      import Alli from 'https://sdk.alli.ai/2/alli.esm.min.js';

      const main = async () => {
        // YOUR_SDK_KEYにはAlli Dashboard > プロジェクト設定に記載のSDKキーを入力します
        await Alli.initialize({ sdkKey: 'YOUR_SDK_KEY' });
        // ...
      };

      main();
    </script>
  </body>
</html>

会話の開始

SDKを初期化したら、以下のオプションのいずれかを使用して次のコマンドを呼び出し、会話を開始してください。ターゲティングやプレイスメントを指定しない場合は、上記のコードに追記する必要はありません。 Option:ターゲティングとプレイスメントを指定する場合

<html>
  <body>

    <!-- ...Your website content... -->

    <script type="module">
      import Alli from 'https://sdk.alli.ai/2/alli.esm.min.js';

      const main = async () => {
        await Alli.initialize({ sdkKey: 'YOUR SDK KEY' });
        
        Alli.setPlacement('YOUR_PLACEMENT')

        Alli.setUser({
          id: 'YOUR_USER_ID',
          variables: { EMAIL: 'user@example.com' },
        });
        // ...
      };

      main();
    </script>
  </body>
</html>

ユーザーを特定する

ユーザIDで特定されないユーザの場合、Alliはcookieを使用して情報を保存します。cookie履歴を削除したり、他のデバイスを使用して接続する場合は、ユーザを特定することはできません。 ウェブサイトにログインし、ユーザが特定されている場合、Alliに情報を渡すことができます。あるいはログインしていないユーザーのために、一時的なIDを生成することもできます。 例えば、ユーザIDがUSER-123の場合は、次のように入力します。

<html>
  <body>

    <!-- ...Your website content... -->

    <script type="module">
      import Alli from 'https://sdk.alli.ai/2/alli.esm.min.js';

      const main = async () => {
        await Alli.initialize({ sdkKey: 'YOUR SDK KEY' });
        
        const currentUser = Alli.user;

        Alli.setUserId('USER-123');
        // ...
      };

      main();
    </script>
  </body>
</html>

電子メール、アドレスなどのユーザー情報を送信する場合は、下記の「変数に値を割り当てる」セクションを参照してください。

変数の値を指定する

会話を開始するとき、特定の変数の値を変数に割り当てる場合は、以下の形式を使用します。 この機能を利用すれば、特定のユーザ情報をAlliの変数に格納して利用することができます。 この変数は、Alliダッシュボード(プロジェクト設定>変数)にすでに存在している変数である必要があります。 以下は、指定したユーザーにメールを割り当てる例です。

<html>
  <body>

    <!-- ...Your website content... -->

    <script type="module">
      import Alli from 'https://sdk.alli.ai/2/alli.esm.min.js';

      const main = async () => {
        await Alli.initialize({ sdkKey: 'YOUR_SDK_KEY' });

        const currentUser = Alli.user;

        Alli.setUser({
          id: 'USER-123',
          variables: { EMAIL: 'user@example.com' },
        });
        // ...
      };

      main();
    </script>
  </body>
</html>

Placements

プレイスメント情報を設定することで、Alli SDKを特定のキャンペーンチャットフローを任意のWEBサイト(アプリ)に実装することができます。

静的な配置

Placementを作成した後、Alliのダッシュボード上で必要なキャンペーン(スキル)にプレイスメントを指定することができ、この方法で必要な場所にキャンペーン(スキル)をロードすることができます。以下はPlacementをshoppingに呼び出す例です。

<html>
  <body>

    <!-- ...Your website content... -->

    <script type="module">
      import Alli from 'https://sdk.alli.ai/2/alli.esm.min.js';

      const main = async () => {
        await Alli.initialize({ sdkKey: 'YOUR_SDK_KEY' });
        
        const currentPlacement = Alli.placement;
        
        Alli.setPlacement('shopping');
        // ...
      };

      main();
    </script>
  </body>
</html>

動的な配置

Alli SDKは、URL情報を自動的に送り出し、これを利用して、動的Placementを設定することができます。そのためには、単にPlacement情報の呼び出しを省略して、ダッシュボードで、次のように設定します。 たとえば、「/ download」が含まれているURLでスキル(キャンペーン)を呼びだしたい場合は、以下の様にスキルのPlacement設定を「contains 」・「DOWNLOAD」に指定します。 SPA(Single Page App)は、動的Placementを使用することはできません。

トグルアイコンの位置を調整する

alli-launcher-containerクラスを使ってカスタムCSSを記述することで、位置を調整することができます。

.alli-launcher-container {
  bottom: 24px;
  right: 24px;
}

トグルアイコンとプレビューなしで全画面でウィンドウをロードする

スマートフォンのブラウザなどの小さな画面にロードするなどの場合には、トグルアイコンとプレビューを省略してすぐにフルスクリーンでチャットUIを読み込む必要がときがあります。以下のようにfullscreenとlauncherを使用します。

Alli.initialize({
  sdkKey: 'SUN5SIMZQCTMPQQ9CZ34GJFDK8D4999382',
  fullscreen: true,
  launcher: {
    hidden: true,
  },
});

モバイルで利用する場合のSDKの最適化

展開するSDKがスマートフォンなどのモバイル端末での利用を想定している場合、最適化するためには以下のコードを参考にご利用ください。

以下はモバイルでチャット画面を表示した場合に、チャット画面を全画面表示で展開する例です。以下のコードを適用した場合も、PCでの利用時には、カスタムしたチャット画面サイズで表示されます。

<html>
 <head>
    <meta charset="utf-8" />
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, shrink-to-fit=no, maximum-scale=1, minimum-scale=1, viewport-fit=cover, user-scalable=no" />
 </head>
  
  <body>

    <!-- ...Your website content... -->

    <script type="module">
      import Alli from 'https://sdk.alli.ai/2/alli.esm.min.js';

      const fullscreenBreakpoint = 428;

      const main = async () => {
        const fullscreen = window.innerWidth < fullscreenBreakpoint;

        // YOUR_SDK_KEYにはAlli Dashboard > プロジェクト設定に記載のSDKキーを入力します
        await Alli.initialize({
          sdkKey: 'AJHMEYF4HC98WXXOIHTKPO0K8ZYNPJDCJT',
          fullscreen,
        });
        // ...
      };

      main();
    </script>
  </body>
</html>

サポートしているブラウザ

  • Chrome (バージョン67以降)

  • FireFox (バージョン69以降)

  • Opera(バージョン54以降)

  • Safari (バージョン11.1以降)

  • Microsoft Edge (バージョン80以降)

Alli SDK v1からv2への移行に関して

これまでのAlli SDK v1では、Universal Module Definition(UMD)をサポートしていました。 最新のAlli SDK v2では、ECMAScript モジュール(ESM)へ移行を進めています。ESMのような最新の標準仕様をサポートすることで、Alliは様々なメリットを享受できます。 最新のブラウザを利用している場合、ほとんどのブラウザ環境でESMはサポートされているため、お客様の環境で考慮すべきことはありません。 ESMをサポートしたことで、Alli変数をグローバルスコープ(window)変数へ入れる必要がなくなりました。この変数をグローバルスコープで利用する必要がある場合、お客様でグローバルスコープに代入する必要があります。

<script type="module">
  import Alli from 'https://sdk.alli.ai/2/alli.esm.min.js';

  window.Alli = Alli;
</script>

ポリフィル(Polyfill)

古いブラウザをお使いの場合、ESMがサポートされていない可能性がございます。その場合、ブラウザによってはポリフィルが必要な場合がございます。

次のPolyfillは、Alli SDK v2に含まれています。

  • Array.prototype.at

  • Promise.allSettled

  • globalThis

  • queueMicrotask

  • Symbol.prototype.description

お使いのブラウザによっては、以下のポリフィルが必要な場合がございます。

  • Intl.Locale

  • Intl.PluralRules

  • Intl.NumberFormat

  • Intl.RelativeTimeFormat

  • AbortController

  • ResizeObserver

最終更新