HARファイルの取得
HARファイルの概要
HAR(HTTP Archive)ファイルは、Webブラウザが行った通信の詳細な記録を保存するためのファイルです。 主に以下の情報を含んでいます
ページを開く際に送信・受信された リクエストとレスポンスの履歴
通信のタイミング(読み込みに何秒かかったか)
エラーの有無(ステータスコード 404や500など)
開発者やサポート担当者が問題の原因を調査する際に非常に役立ちます。
HARファイルが必要なケース
サイトの一部が表示されない
ボタンを押しても動作しない
特定の操作でエラーが出る
といった 「自分の画面でしか起きていない不具合」 を再現・共有するために、HARファイルを使います。
不具合が発生している「その瞬間」の通信を記録することで、エラーや問題点が特定しやすくなります。
ChromeでのHARファイルの取得手順
Chromeブラウザで、問題が発生しているページを開きます。
F12キーを押すか、画面上で右クリックして「検証」を選択して開発者ツールを開きます。
「Network」タブをクリックします。
画面上部の「●ネットワークログを記録ボタン」が赤くなっていることを確認します。黒ければクリックして赤くなるようにし、ログを記録します。
「ログを保持(Preserve log)」にチェックを入れ、再読み込み時などのログを保持するように設定します。
「Clear browser data」アイコン(斜線の入ったグレーの丸ボタン)をクリックして、既存のログをクリアします。
問題が発生する操作を赤枠内で再現(操作)します。
開発者ツールの「Network」タブに、問題に関連するリクエストが表示されます。
「Export HAR...」アイコン(下向きの矢印アイコン)をクリックして、HARファイルを保存します。
保存したHARファイルを再現手順(動画でも可)やエラー画面キャプチャと合わせて、Allganize Japanの担当営業やカスタマーサクセスに共有します。
Microsoft EdgeでのHARファイルの取得手順
Edgeブラウザで、問題が発生しているページを開きます。
F12キーを押すか、画面上で右クリックして「開発者ツールで調査する(検証)」を選択して開発者ツールを開きます。
「ネットワーク」タブをクリックします。
画面上部の「●ネットワークログを記録ボタン」が赤くなっていることを確認します。黒ければクリックして赤くなるようにし、ログを記録します。
「ログを保持(Preserve log)」にチェックを入れ、再読み込み時などのログを保持するように設定します。
「Clear network log」アイコン(斜線の入ったグレーの丸ボタン)をクリックして、既存のログをクリアします。
問題が発生する操作を赤枠内で再現(操作)します。
開発者ツールの「ネットワーク」タブに、問題に関連するリクエストが表示されます。
「HARをエクスポート...」アイコン(下向きの矢印アイコン)をクリックして、HARファイルを保存します。
保存したHARファイルを再現手順(動画でも可)やエラー画面キャプチャと合わせて、Allganize Japanの担当営業やカスタマーサクセスに共有します。
最終更新